同名・異名の関係を先に調べる
都天は篇章の文脈を要する用語で、名称だけで算法が一つと決められません。『協吉通義』の年家の議論では五虎遁の戊己を都天と結び、『協紀辨方書』巻三十三では戊己煞などの名を使います。歴史的な関連は示せても、後世の十二都天表がすべて同じ起例とは証明できません。書名・巻次・前後の文を残し、異名関係を算法の同一性と取り違えないことが大切です。
起点・順序・対応を別々に記録する
検算には、用いる干支・開始位置・進める順序・十二支や八宮、二十四山への対応が必要です。ある版が常に甲から、別の版が実際の年干から始めるなら、差は入力段階にあり、最後の吉凶で説明するべきではありません。宮位のラベルと紙面の方向も分けます。同じ列で図全体を回転させても規則は変わらない場合がありますが、起点の変更は全配置に影響し得ます。
五虎遁で検証可能な対照を作る
複雑な飛宮をいったん外し、原典で確認できる五虎遁だけを計算します。甲年は寅で丙から、乙年は寅で戊から始まり、初項が同じにはなりません。同一規則に甲年と乙年を入れ、後続の天干を書き出せば、実際の年干を使うか固定起点を使うかを確認できます。これは入力が反映されるかの検査で、都天のどの版が古いかを証明したり、出典不明の十二の断語を補ったりする根拠にはなりません。
異説は分けて残し、混合表を作らない
甲の書から起点、乙の書から順逆、ネットの短句から吉凶を集めると、単一の出典がない新しい表になります。各版に別の番号を付け、確認できた原文・欠けた手順・検算例を示す方が適切です。結果の違いは並べ、判断できなければ未詳と記します。電子翻刻では己・已・巳が混同されることもあるため、重要な字は画像で確認します。版を検証できることは文献の品質であって、予言の科学的実証ではありません。
参考資料・関連文献
以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。
