暦の入門伝統文化

月建と流月の印:固定位置と飛宮を分ける

固定した墨の影の上に薄紙の円盤が浮かぶイメージ 図解を拡大

固定した墨の影の上に薄紙の円盤が浮かぶイメージ

方位之间のオリジナル図解です。線は空間や規則の関係を示します。具体的な条件は本文をご覧ください。

月建・暗建・月五黄・文昌・紅鸞などを入力と出典で整理し、異なる由来と未詳の部分を見分けます。

月盤は複数の資料を重ねたもので、毎月一律にずらす図ではありません。名称が年・月・人・坐向の何に依存するかを先に記します。

月建の位置と飛宮は別の層

月建はまず月と地支の対応です。寅月と定めれば月建は寅、対向位置は申で、まだ九宮の飛布は使っていません。『協紀辨方書』の月建条目も定位と飛宮を区別するため、大月建・小月建・暗建は建の字だけで置き換えられません。月支の求め方・節気による月境界・起点・順逆を記録します。月支が分かっても、他の層の算法まで自動的に決まるわけではありません。

月五黄には独自の時間の計算が必要

月五黄は九宮数の時間層で、年月の起例・中宮に入る数・飛布順序を示す必要があります。月建と同じ盤にあっても位置は同じとは限らず、実在する黄色い物体でもありません。最小限の比較では寅月と同じ間取りを固定し、規則が要求する年の組だけを変えて、その版に沿って動くか確認します。図全体をずらして全名称を一緒に移動させてはいけません。版が未確定なら条件未定と表示します。

文昌・紅鸞・天喜は所属体系を確認する

文昌は星の名・命理の項目・方位記号を指す場合があり、紅鸞・天喜にも年盤・本命などの用法があります。流月の画面に置かれているだけでは、月を起点とする証拠になりません。『協紀辨方書』の建除同位異名にも天喜が現れ、同名が同法とは限らないことが分かります。年干・年支・出生資料・坐山のどれを使い、月を追加するかを明記し、異なる出典の結果を別名義で併記します。

年剋・受剋は関係の両側を残す

剋は二つの属性の関係で、受剋は一方の役割です。独立して移動する星ではありません。巻三十三の年剋は年の納音と坐山の本墓納音に関わり、年の五行色だけには簡略化できません。双方の対象・五行体系・関係の向きを残します。一方が正五行、他方が納音を使うなら、最終的な吉凶の字だけを比べる前にその差を説明する必要があります。

珍しい名称は未詳のままにし、式を作らない

剣鋒・独火・帰元・流財なども、それぞれ原文を探す必要があります。独火には巻三十三で年干の五虎遁との関係が述べられますが、同列の他の名称の式まで補う根拠にはならず、流財を収入予測にもできません。起例がなく名称だけなら、別名・掲載位置・調べる書目を残します。月盤には不明点と版の違いがあってよく、欠落は照合完了を意味せず、名前がそろっても規則の検証済みとはいえません。

参考資料・関連文献

以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。