異説を整理した書物である
『協紀辨方書』は清代に勅命で編纂された三十六巻の書です。巻頭の序と奏議は、旧来の択日書に起例の相違や宜忌の矛盾があり、考訂・削除・説明を行ったことを述べます。したがって、ある説の引用は採用を意味せず、按語が直前の文を批判している場合もあります。引用された旧説・編纂者の判断・未詳の内容を分け、検索で見つけた一文を全書の結論にしないことが大切です。
説明・表・用事を行き来して読む
本原は概念の基礎、義例は起例、立成は照合表、宜忌・用事は事項を扱い、年表・月表・日表は時間に沿って規則を展開します。未知の名称は義例で入力と関係を調べ、表で現れ方を見て、研究する用事に関係するかを確認します。表だけでは条件が抜け、抽象的な説明だけでは引き方が分からなくなります。巻次と篇名を検索の座標として記録しましょう。
月表の六十日は一か月六十日という意味ではない
巻二十の月表冒頭は、十二の月ごとに六十干支日を展開すると説明します。六十は干支の組み合わせで、旧暦の一か月が六十日という意味ではありません。建寅の月を探し、月首の月建は寅・月破は申という記載を確かめてから、必要な日干支の項目を引いてみます。十二種類の月と六十種類の日で七百二十の索引組み合わせになりますが、連続七百二十日の予測や、重複しない七百二十の禁忌ではありません。
原ページへ戻れる手掛かりを残す
検証できるノートには底本・版、巻次、篇名、原文位置、自分の解釈を記し、必要なら原頁画像のリンクも残します。電子翻刻の欠字・異体字・表の行ずれは判断に影響するため、未確認の文を確定規則に書き換えないようにします。一般向け説明では言葉を組み直しても、原書の内容と説明用の例を区別します。清代の官修という性格は歴史制度を示すもので、宜忌に現代科学の証明を与えるものではありません。
参考資料・関連文献
以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。
