重ねる前に盤の層を分ける
玄空の宅盤では通常、運星・山星・向星を区別し、流年・流月は別の時間層として加えます。三元紫白の年法には元の区分と甲子の起年が必要です。月法には年支の組と月の順番も必要になります。三元の年法と二十年一運は併用されても、計算手順は同じではありません。
年の例:逆算して入中させ、宮位には順行させる
『協紀辨方書』巻八では、上元の甲子は一白、中元は四緑、下元は七赤を中宮に置き、毎年一つ逆に進め、一の次を九とします。上元甲子の中宮が一なら、翌年の乙丑は九です。その九を起点に、中・乾・兌・艮・離・坎・坤・震・巽の順へ、九・一・二・三・四・五・六・七・八を配ります。
月の例:年支の組で正月の起点が変わる
同巻の月法では、子・午・卯・酉年の正月を八白、辰・戌・丑・未年を五黄、寅・申・巳・亥年を二黒とし、月ごとに逆算します。午年なら正月は八、二月は七、三月は六が中宮です。ここで確認するのは伝統的な月順です。具体的な日付を扱うときは節月などの月界を明記し、西暦の二月をそのまま代入してはいけません。
逆なのは時間の数列であり、図全体ではない
よくある誤りは、年ごとに逆算するから宮位も逆に配ること、年星の数字を当運の運星と同一視することです。検算では「その期の入中星」と「配布する宮位順」を分けて記録します。月盤の三年反復も、説明なしに百八十年の三元と同じ意味で扱えません。周期の尺度が異なります。
重ね合わせは文化的な読解であり、出来事の断定ではない
数列の整合性は検算できますが、特定の年月に病気・財運・事故が起こると証明するものではありません。住宅の採光、通風、騒音、使い方は別に記録します。伝統的な読解で重視する宮があっても、確認可能な観察項目に置き換え、月星の数字だけで改修・転居・医療を決めないことが大切です。
参考資料・関連文献
以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。
