納音の単位は干支一組
納音は六十干支の隣接二項を三十組にし、五行と象徴名を付けます。『三命通会』巻一には甲子・乙丑の海中金などが見られます。甲だけ、子だけでは検索できず、金に属する別組もあるため五行から唯一の干支を逆算することもできません。
甲子に木・水・金が同時に現れる理由
甲子では、正五行の甲は木、子は水ですが、一組の納音は金です。天干・地支・納音という別対象なので矛盾しません。三項を別欄にし、「甲子の納音は金」を「甲の天干は金」と書き換えないことが大切です。
十二長生は相対的な段階を示す
一般的な順は長生・沐浴・冠帯・臨官・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養です。起点の天干または五行、調べる地支、順逆を指定して初めて段階が決まります。「帝旺」だけでは日干と月支の比較か、自坐か、年命納音の方式か判別できません。
同じ木でも起点は異なり得る
巻二では甲木の長生は亥、乙木は午とされます。「木の長生は何支」と体系を省略してはいけない例です。五行局や納音による方式もあり、とくに土の寄せ方に差があります。表を転用する前に名称・起点・順逆を確認します。
段階名を人生の診断として読まない
病・死・墓は配列名で、病気、死亡時刻、墓の位置ではありません。海中金も金属や海水の配置を指示しません。原文の文脈と版を残し、表の結果と取象を分けます。住まい・健康・家計は現実の条件から判断し、名称だけで決めません。
参考資料・関連文献
以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。
