小区画の前に層名を確認する
分金は、細分区画に名称や伝統的属性を配する羅経の層を指し、すべての盤が同じ分割方式ではありません。『羅経透解』にも穿山七十二龍、透地六十龍、分金、納音、二十八宿が別々に挙がります。似た名前でも区画数、起点、用途が同じとは限りません。盤式とその層の始終を先に確認し、一つの小区画の名称を読みます。
等分の例を計算する
一周 360° を百二十等分する説明図なら、一格は 3° で、15° の一山に五格入ります。これは明示した等分方式の幾何的な結果です。元の測定値が 2° の幅で変動するなら、画面にさらに細かい区画を描いても方位の信頼性は増しません。区画数は表示の分解能、測定の不確かさは機器と現場条件に関わる問題です。
星宿層には独自の由来がある
二十八宿は本来、伝統的な天区の区分で、羅経に組み込まれると配山や五行などの解釈も加わりました。『羅経透解』は宿躔、宿度五行、二十八宿と二十四山の対応を別項目にしています。一つの名称ではそれらを代用できません。星宿名があるからといって円を二十八等分するのでもありません。版ごとの度数、起点、所属層を確認し、勝手に平均角度で補わないようにします。
小数桁で確実さを演出しない
分金を確認するには、最低限、元の角度、北の基準、盤式の版、完全な層名が必要です。版を比較するときは、結果より先に入力を比べます。起点や境界が欠けた表では、格位を推測するより未確定のまま残す方が適切です。例は目盛りの説明であり、特定の格で財や健康を得られるという約束ではありません。住宅設計は寸法、採光、通行、構造などの観察可能な条件に基づきます。
参考資料・関連文献
以下の資料は、概念とその出典の確認に用いています。伝統的な用語の解説は、その予測効果が検証されていることを意味しません。
